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「結果が全て」思考の罠


音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。



音楽の世界でも、ビジネスの世界でも、「結果が全てだ」「結果が出なければ意味がない」 と言う人がたまにいます。


このような考え方が求められるシチュエーションはあるのは確かですが、全ての場合において、そういうわけではありません。


このような言葉をよく使う人の中には、自己否定感の強い人が多くいます。


「結果が全て」「結果が出なければ意味がない」という思考の裏に、「結果を出せない自分には価値がない」という強い自己否定の感情があるかもしれないのです。


自己否定についてはこちらの記事をご覧ください


ご参考:『自己否定していませんか?』



自己肯定感が低く、自分に価値を感じられない人は、何かを達成した結果や、高い地位や年収などを得ることによって、自分の価値を埋め合わせようとします。


こういう人は、結果が出なかった時に人一倍、自分を攻撃し、苦しむことになります。


また、「結果が出せない自分には価値がない」と思っている人は、うまくいかないことが続くと挫折しやすく、トラブルが続くと心が折れてしまったりして幸福感を感じづらくなります。


このような考え方を持つ指導者に教わると、音楽生活は大変苦しいものになります。



少し前の記事で、善悪思考や完璧主義思考についてお伝えしましたが、「結果が出なければ意味がない」という思考は、


「結果を出すことのみが善で、それ以外は悪」という善悪思考であり、「結果がない=0点で、プロセスを全く評価しない」という完璧主義思考でもあります。


ご参考:『善悪感情が結果を遠ざける』『完璧主義の末路』



また、学習目標や遂行目標についても、以前の記事でお伝えしましたが、「結果が出なければ意味がない」という考え方は「遂行目標」を前提としていますので、


結果が出せている時には問題がないのですが、結果が出せなくなった途端にメンタルが不安定になります。


ご参考:『教育の仕方で目標の持ち方が変わる』



プロセスに着目し、プロセス自体を楽しめるような学習目標を持った方が、長い目で見た時に、よりストレスなく、より良い結果を出すことができるようになります。


もちろん、結果に拘るのは良いことです。


問題なのは、結果にしか着目できないことであり、結果によってしか自分の価値を感じられないことです。 


結果と自分の価値とは分けて考えましょう。



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高野直人(コウノナオト)

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