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完璧主義の末路


音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。



前回の記事では、「べき論が人を不幸にする」とお伝えしました。


ご参考:『「べき論」で不幸になる』


「べき論」に近いものとして、完璧主義があります。


完璧主義は、「完璧であらねばならない」という一種の「べき論」です。



完璧主義は、5つの段階を経て、メンタルに深刻な問題を引き起こします。


最初の段階は、怒りの段階です。


「なんで私はダメなんだ!」と、完璧になれない自分に対して怒りをぶつける段階です。


それを通り過ぎると、悲しみの段階に入ります。


「こんなに頑張っても良くなれない、、、」と、悲しみが湧いてくるのです。


それが進むと、無力感の段階に入ります。


「結局、何をしても無駄なんだ、、、」と、諦め始めます。


そして、次に絶望の段階に進みます。


「私の人生は、このまま良くならない、、、」と、希望を失います。


そして、最後の段階が無感情の段階です。


感情が麻痺して、何も感じられなくなるのです。


この段階に来ると、「やりたいことが分らない」「自分が何を望んでいるのか分からない」「何もやる気が起こらない」などと、自分の望みすら分からない状態になってしまいます。


完璧主義をこじらせないように注意して下さいね。



因みに、100点満点(完璧)を目指すのは良いことです。


その結果が80点だろうが、70点だろうが、60点だろうが、それは100点を目指したからこそ得られる結果です。


50点を目指していたら、50点以上取れなかったでしょうし、何も目指していなければ、0点だったでしょう。


100点を本気で目指すからこそ、100点に近いところまで行けるのです。


そして、次は200点を本気で目指せば、200点には満たなくても、100点を悠々と超えられるでしょう。


目標は、「必ず達成すべきもの」と捉えるより、「自分を成長させる指標」と捉えると良いです。


結果は、目標以下で良いのです。


その代わり、次の目標を高くしていくのです。


当初の目標を達成できたかどうかより、 「その目標を持ったことでどれだけ成長できたか?」に着目しましょう。



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高野直人(コウノナオト)

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