アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
前回と前々回の記事では、
感情の取り扱い方について、
お伝えしました。
ご参考:『感情を抑えるのが大人?』
ご参考:『感情には良いも悪いもない 』
これまでお伝えしたのは、
すでに生じてしまった感情に対する、
対処の仕方なのですが、
そもそも感情とは、
その人の認識から生じているので、
その認識を変えることで、
感情の生じ方を変えていくという、
アプローチがあります。
今、メンタル改善にとって、
科学的にも有用と言われている、
認知行動療法は、
まさにそういうアプローチですね。
先日たまたま、
『アンラッキーガール!』という、
ドラマを観たのですが、
このドラマの主人公は、
とにかく不運で、
行く先々で様々なトラブルに遭遇します。
働いているお店が燃えたり、
歩いてる途中でヤクザにぶつかったり、
合コンで顔にケーキをぶつけられたり、
大事なお金をドブに落としたりetc.
でも、
この主人公の面白いところは、
チェーンソーを持った、
ジェイソンに追いかけられて、
殺されそうになる場面を想像して、
「今の方がマシだ」
と自分をなぐさめるのです。
どんなトラブルに遭っても、
もっと不幸であったかもしれない、
自分を想像し、
「今のトラブルで済んでいる、
自分の方がラッキー」
と考えて、
幸せを感じられるようになる。
この主人公はそれを、
「相対性ラッキー理論」
と名づけているのですが、
このドラマを観た時、
「これって認知行動療法的だな」
と私は思いました。
メンタルが不安定になりやすい人は、
メンタルが不安定になるような、
現実認識の癖を持っています。
良い出来事があったとしても、
ネガティブな面にフォーカスしたり、
一部の些細な失敗を、
全体の失敗のように捉えてしまったりして、
わざわざ憂鬱になるような、
認識の仕方をしてしまうのです。
認知の歪みのパターンを学び、
そうした自分の認識の偏りに気づき、
少しずつ修正していけると良いと思います。
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