アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
「怒らない人は器が広い」
「すぐに怒る人はダサい」
などと言われる昨今、
「怒る=悪いこと」
と考えてしまい、
怒りを感じても、
それをなかったかのように、
抑え込んでしまう人がいます。
こういう人は、
ストレスを溜めやすく、
病気になりやすくなります。
感情とは、
抑えるべきものではなく、
コントロールするものです。
多くの人は、
「コントロール=抑えること」
と思ってしまっていますが、
私の考えるコントロールは、
「適切な形で外に出す」です。
たとえが汚くて恐縮ですが、
感情というのは、
排泄物と同じようなもので、
必ず外に出されるべきものです。
便秘が体に悪いのと同じように、
感情も内側に溜め込んだままでは、
良くありません。
だからと言って、
いつでもどこでも、
感情を爆発させていい、
ということではありません。
赤ちゃんは、
おしっこをしたくなったら、
どこにいようと、誰がいようと、
その場ですぐにしてしまいますが、
大人は、
排泄する場所とタイミングを、
ちゃんとコントロールしますよね。
感情も同じように、
出す場所とタイミングを、
考えて出せば良いのです。
例えば、
怒りを感じたのなら、
その場ですぐに怒りを表現せず、
誰もいない場所に移動して、
しばらく一人で怒ってみるとか、
人に迷惑をかけない範囲で、
八つ当たりできるものに、
当たるとか。
あとで、
誰かに愚痴を聞いてもらうとか、
日記に怒りを書きつけるとか、
時間を置いて冷静になってから、
自分を怒らせた相手に、
やめて欲しいことを伝えるなど、
その怒りをいい形で、
自分の外に出し、あるいは表現して、
片付けるのです。
大事なことは、
怒った自分を否定しないこと。
自分の怒りを無視せずに、
しっかりと受け止め、
共感してあげると良いでしょう。
それが正しい怒りであれ、
勘違いの怒りであれ、
とにかく、
その怒りを自分が聞いてあげて、
「よしよし、その怒りはもっともだ」
と共感してあげれば、
やがては収まっていきます。
なかったかのように、
無視し続ければ、
その怒りは解消されずに、
内側で暴れ続けます。
あるいは、
収まったとしても、
何かのキッカケで再発します。
怒りはきちんと表現して、
成仏させてあげましょう!
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