音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
前回の記事では、「指導者のメンタル」についてお伝えしました。
指導者のメンタルに問題があると悪影響を受ける、というお話でした。
「有名な先生に習いたい!」「優れた実績のある先生に習いたい!」と思う方がいらっしゃると思いますが、
突き抜けた結果を出す人には、おしなべて非常識な人が多くいます。
その性格が、結果を出すことには最適なのですが、それ以外の面では問題になる場合がある、ということです。
心理学者のディーン・キース・サイモントンは、『狂気と天才のパラドクス』という研究において、こんなことを言っています。
「並外れて創造的な人間は、精神障害を発症する確率が高い」と。
また、『卓越したアーティストの人格的特性』と題する研究では、
「創造的分野で大成功しているアーティストは、活躍がそれほどでもないアーティストに比べて、サイコパシー傾向が著しく高い数値を示す」とされています。
並外れてクリエイティブな仕事をする人間には、傲慢で誠実性に欠け、支離滅裂と思われるような言動をする傾向を持った人が多いのです。
もちろん、例外はあるでしょう。
優れた実績を持っていて、人間的にも素晴らしい、と思えるような音楽家に私はたくさん出会ってきました。
ただ、そうじゃない音楽家の話もたくさん聞いています。
「憧れの人には会わないほうが良い」なんて言う人がいるように、遠くから見たら素敵に見える人が、実際に会ってみるとガッカリするなんてことがあります。
直接会うことで、その人の良い部分がよく見えると共に、良くない部分もよく見えてしまうからです。
完璧な人間なんていませんので、指導者の良い面と共に、悪い面もあることをよく理解した上で、接していけると良いと思います。
前回の記事でも書きましたが、指導者を選ぶ際には、指導者の実績だけでなく、メンタルや性格的な相性も気にしてみて下さい。
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