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「べき論」で不幸になる


音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。



前回の記事では、「善悪感情が多いほど結果を出しづらい」とお伝えしましたが、善悪感情と関連して、「べき論」についてお話しします。


ご参考:『善悪感情が結果を遠ざける』


「べき論」とは、「~すべき」「こうあるべき」といった強迫的な考え方のことを言います。


例えば、「年上は敬うべきだ」とか、「ビールを注ぐ時は、ラベルを上にすべきだ」とか。



「べき論」が多い人の中には、自己肯定感が低い人や、精神的に不安定な人、自信がない人が多くいます。


「こうあらねばならない」と自分の欲望を押さえ込んで、「他人の人生」を生きているからです。


「こうあるべき」「こうすべき」という考え方を持っていると、自分がそうできなかった時に、自分を攻撃することになります。


それは自己否定であり、自己肯定感を下げることに繋がります。


そして、そうしている間、不愉快な気持ちになります。


また、「こうあるべき」「こうすべき」という考え方を持っている人は、他人がそうしていない時に、その人に対して怒りが湧きます。


その結果、他人の悪口ばかり言って周囲の人間に敬遠されたり、他人に説教をしたり、他人と衝突したりして孤独になっていきます。


「べき論」は、自分も周りも不幸にするのです。



もちろん、個人として、企業として、「こうありたい」「これを大事にしたい」というプリンシプルを持つのは良いことです。


それは、他人から押しつけられるものではなく、自分(達)で望んでそうすることでしょう。


他人から押しつけられたり、他人に押しつけたりするから良くないのです。


法律で定められていないことに関して、どのように振る舞うかは本人の思想や良心の問題になります。


そして、思想や良心は憲法によって自由であると定められています。


ですから、それぞれのあり方や行動の自由をこそ、お互いに守るべきなのです。


「法律以外にも、人として大切にすべきことがある」という考え方には賛同しますが、それは様々な思想や良心のうちの一つでしかありません。


それを他者に強制することは自由の侵害になります。


「べき論」に縛られず、自分も周りも幸せに過ごせるような生き方をしたいものです。  



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高野直人(コウノナオト)

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