音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
「好きなことを仕事にして食べていけるほど、世の中は甘くない」
こんなことを言う人がいたら、その人が実際に自分の経験でそれを確かめたのかどうか確認してみて下さい。
実際に自分で確かめた経験のない人の意見には、あまり説得力がありません。
実際に自分で好きな仕事をしてみて「うまくいかなかった」と言う人でも、それを「ちゃんとやった」のかどうかは分かりません。
もしかしたら、単に勉強不足や情報不足であっただけかもしれないからです。
仕事がうまくいかない原因はたくさんあります。
・そもそも本当に好きではなかった
・選んだ業種が稼げない業種であった
・ビジネスモデルの設計が悪かった
・商品やサービスが悪かった
・集客のやり方が悪かったetc.
もしかしたら、まだまだ見直すべきことや改善すべき点があったのかもしれません。
確かに、どんなに好きでも、お金になりづらい仕事は存在します。
けれども、どうしてもその仕事をしたいのなら、食べるのに足りないお金は別の手段で稼いだって良いわけです。
また、前回の記事でもお伝えしたように、「好き」の範囲や「食べる」の額をどう設定するかによっても事情は変わってきます。
ご参考:『「好きなことで食べる」とは?』
好きな仕事だから「食べられる」とか「食べられない」とは、一概には言えないのです。
そもそもの話として、仕事は甘くありません。
仕事は、他者のためにやるものだからです。
そして、仕事には必ず競合(ライバル)がいます。
お客さんに選んでもらうには、他者より勝るクオリティがなければなりません。
そして、高いクオリティを築き上げるには、その仕事に強い強い情熱がなければなりません。
心の底から湧き上がる「want to」でなければ、価値ある仕事はできないのです。
脳は外側からの強制を嫌うので、「have to」の仕事をすると生産性が下がります。
「have to」の仕事をしようとすれば、やる気はなくなり、モチベーションは下がり、ミスや失敗が増え、体調を崩し、脳が「その仕事ができない状況」を作り出そうとします。
ですから、嫌いな仕事をするほうが、好きな仕事をするより、よほど甘くないのです。
私たちは、「食べる」ために生きるのではなく、「生きる」ために食べるのです。
その「生きる」が、自分にとって充実したものになるかどうかが重要なのではないでしょうか?
私は常々、こう思っています。
「やりたくないことを続けて幸せになれるほど脳は甘くない」
「自分をごまかして後悔なく死ねるほど人生は甘くない」
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