音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
「頭でっかちは良くない」なんて言われます。
「頭でっかち」とは、他者から得た知識や情報ばかり持っていて、実体験や実践が乏しい人のことを言います。
ですが、前々回の記事にも書いた通り、私たちは誰もが自分に必要な行動をしています。
ご参考:「行動力に悩まなくていい」
その人にとって、本当に必要な体験と実践だけをすれば問題はないのですから。
「実体験や実践が乏しい」というのは、見る側の主観でしかありません。
その人や、その人の思う理想と比べて「乏しく見える」というだけの話です。
と言うより、義務教育を受けた私たちは、ほぼ全員が「頭でっかち」です。
私たちの多くは、「地球が丸い」と知っていますが、地球の外側に行って、それを確かめたわけではありません。
「放射能は危険だ」と知っていますが、多くの人は実際に放射能を自分の身に浴びて、そのことを確かめたわけではありません。
ほとんどの知識を、実体験せず、実践せずに知っているのです。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉があります。
人間一人が一生のうちに体験できることなんて、人類の総体知から見たらほんのわずかです。
自分一人の乏しい経験を信頼するよりも、様々な他人が確かめた経験のエッセンスをもらって、ゴールの達成に役立てた方が良いでしょう。
そして、心から望む人生を実現するのに、必要なことだけを「実践」すればいいし、心から体験してみたいことだけを「体験」すればいいのです。
もっと言えば、現代人にはたくさんの知識が必要です。
時代が進むごとに、仕事であつかう情報の量は増えています。
かつては、日本語の読み書きとソロバンが使えれば、ある程度の事務仕事ができましたが、
現在は、日本語だけでなく英語の読み書きが、ソロバンではなくパソコンを使えることが、当たり前に必要とされる時代です。
数十年前と比べると、はるかに多くの知識が必要な時代なのです。
認知科学者の苫米地英人博士は、現代を生きる上で、社会人として最低限必要な知識レベルを維持するには、最低でも月に100冊の本を読む必要がある、と仰っています。
そのレベルからしたら、多くの大人が「頭でっかち」どころか「頭ちっこし」で、情報が足りな過ぎるのではないでしょうか?
もちろん、人それぞれのゴールや生き方がありますので、月100冊読むことが全ての人にとって必要なのかどうかは分かりませんが、
少なくとも、かつてと比べて多くの知識が必要とされていることは、それほど間違いではないと思います。
なので、様々な知識を得て、良い意味で「頭でっかち」になったほうが良いのではないでしょうか?
あなたなりに集めた情報を、あなたなりに統合したときに、あなたならではの世界観がつくられ、あなたならではの表現が生まれます。
その結果として、あなたならではのオンリーワンの音楽活動が生まれるのではないでしょうか?
▼より詳しいお話はメルマガで▼
0コメント