音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
最近、アメリカのトップビジネスマンの間で、MFAの取得が人気のようです。
MFAとは、Master of Fine Artのことで、美術学修士(芸術系修士)のことです。
それまでは、MBA(経営学修士)を取るのがスタンダードでした。
MBAは、ビジネスに必要な知識や能力を持っていることの証しだからです。
では、なぜ今はMBAを差し置いてMFAなのか?
・急激な世界の変化に、過去を分析する従来のビジネス思考が通用しなくなったこと、
・人々が商品の機能だけでなく、スタイルや自己実現を欲するようになったこと、
・システムの急激な変化にルールの制定が追いつかなくなったこと、
などが要因と言われています。
要するに、単に優れた機能を提供するだけでなく、「美しさ」や「正しさ」といった価値が企業に求められているということです。
効率や損得だけではなく、美や善悪の視点がこれまで以上に大切になるのです。
つまり、以前の記事に書いたような「アーティスト的な考え方」がますます重要になってくるということです。
理念やコンセプト、商品の見え方、仕事への取り組み、従業員の振る舞いなど、企業の隅々にまで美意識が行き届いているかどうか?
それが、これからの企業ブランディングになるのではないでしょうか?
これからの表現者もそうなのだと思います。
最初は専門知識や技術の習得に追われるのは致し方ありませんが、
それらを運用するバックボーンとして自分なりの世界観や価値観、プリンシプルやあり方が確立されているのかどうか?
それが、これからますます問われていきます。
それらを確立する上でも、専門知識以外の幅広い教養が必要です。
世界のこれまでをどのように捉え、世界のこれからをどのように志向し、どんな役割や使命を持って、どんな表現をしていくのか?
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