音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
これまで様々なビジネスマンやアーティストにお会いしてきた中で、「ビジネスマンとアーティストの気質の違い」について考えることが多くありました。
色んな方がいますので、一概に「こうである」と断言することはできませんが、大まかな分類(あるいは私個人の偏見)として読んでみて下さい。
ビジネスマンの判断基準は、「損得」に集約されます。
すなわち、「お金になるかどうか?」です。
大事なのは、プロセスよりも結果。そうでなければ、困ってしまいますね(笑)
ビジネスマンの基本的な考え方は、
クイック&ダーティ(多少荒くてもいいから素早く行動する)であり、
選択と集中(最もお金になることを優先し、それ以外は捨てる)です。
そして、ビジネスに向いているのは、あまり深く考え過ぎず、あまり反省し過ぎずに進める人です。
つまり、ある種の鈍感さやタフさが求められるのです。
それに対して、アーティストの判断基準は、「美醜」に集約されます。
すなわち、「美しいかどうか?」です。
作品や演奏、評価やお金といった結果も大事ですが、生き方やスタンスといったプロセスも大事なのです。
アーティストは、時間をかけてでも練りに練って美しいものを創造し、お金になるかどうかより自分にとって意味があるかどうかを大切にします。
そして、アーティストは大雑把な人よりも繊細で細心、思慮深き人の方が向いています。
なぜ、このような違いについて意識するようになったのかと言いますと、
こういう違いを意識しないまま、アーティスト的な人がビジネスマン的な人に何かを教わろうとすると、なかなか難しいのではないかと感じるからです。
例えば、集客だとかマーケティングなどをアーティストが学ぼうとしても、そういうのを教えているのがビジネスマン的な気質で成功した人だったりすると、
・その人たちの言う通りになかなか実行できなかったり、
・気質に合わないので、行動が続かなかったり、
・そんな状況をあまり理解してもらえなかったりと、
うまくいかないこともあるのではないでしょうか?
何らかの結果を出したいのであれば、結果を出した人の言う通りに行動するのが一番ですが、それをなかなか真似できないこともあります。
自分の性格を理解し、多少回り道であったとしても、自分の気質に合うように方法を加工するという考え方も時には必要なのではないでしょうか?
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