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ビジネス面から見た成長段階


音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。



前回の記事では、自分で仕事を組み立て、お客さんを集めることについてお伝えしました。


『音大では教えてもらえないビジネスの視点』


私は、一つの視点としてビジネスの考え方を参考にしていただきたいだけで、「音楽家がビジネスマンになること」を勧めているわけではないことはご理解ください。



さて。


ビジネスをする人は、4つの段階をなるべく早く駆け上がっていく必要があります。



一つ目は、ドリーマー(夢見る人)の段階。


これは、夢に向けて知識を身につけ、スキルを磨き、参入分野を探している段階です。


この段階で大切なことは、とにかく自信を持ち、自分を信じて行動し続けることです。



二つ目は、プロフェッショナル(職人)の段階。


これは、自分の専門能力を築き、商品やサービスを持っているけど、売り方が分からない段階です。


この段階の人には、お客さんの視点が欠けていて、「良い商品を作れば売れる」と思い込んでいたり、セールスに恐怖を感じていたり、お金を受け取ることに抵抗感を感じている人が多くいます。



三つ目は、マーケッターの段階。


これは、お客さんの立場に立って商品やサービスを設計し、お客さんを集めてきちんと売上を上げられる段階です。


ただし、短期的に売上を上げられても、それが続かなければ意味がありませんので、この段階の人は長期的に売上を上げていくためにリピートや紹介が起こる仕組みを考える必要があります。



四つ目はマネージャー(経営者)の段階。


これは、起業家としてのゴールであり、経営者としてスタート地点に立つ段階です。



音楽家として生きるということは、 音楽や音楽技術という商品やサービスを提供して対価を得るビジネス活動と捉えることもできますので、


このビジネスの段階のたどり方が、音楽家を職業としていく上で一つの参考になるかと思います。


音楽家になるために技術を磨き、素晴らしい音楽家になったとしたら、これは先ほどのビジネスの段階で言えばプロフェッショナル(職人)の段階です。


プロフェッショナル(職人)であるだけで、音楽家としての価値は十分にあるわけですが、 収入を得ることを考える場合にはマーケッターの視点もあった方が良いということです。


もちろん、音楽家には音楽家の論理や生き方がありますから、これが絶対の正解とは言えません。


また、「収入なんか無くても良い」という人や、誰かに雇ってもらえる人、誰かに仕事をもらえる人、 親とか後援者とか 経済面で自分を支え続けてくれる人がいるのなら、それはそれで素晴らしいと思います。


音楽家として、どんなあり方が良くて、どんなあり方が悪いなんてことはありません。


ただ、自分で収入を得ながら音楽家として長期的に活動していきたいのなら、 マーケッターの視点があった方が良いし、自分にその視点が無いのなら、マーケッターの視点を持つ人と組んでみるのも良いかもしれません。


また、マーケッターの視点を超え、マネージャーの視点まで持てれば、 より多角的に色んな音楽活動や音楽ビジネスを展開していけるようになると思います。


音楽のことだけを考える生き方も、それはそれで素晴らしい生き方です。


ただ、自分の音楽活動をより発展させ、末長く継続させていくためにも、色んな視点を持てた方が良いという、お話しです。



音楽ライフコーチングでは、音楽家がビジネスを学べるスクールも開講しています。


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高野直人(コウノナオト)

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