アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
「ワラ一本がラクダの背中を折る」
という、ことわざをご存知でしょうか?
ラクダの背中に荷物を載せて運ぶ時、
運べる重さには限界がありますが、
ワラ一本一本は軽いので、
「まだ大丈夫だろう」
「これぐらい平気だろう」
と思って載せているうちに、
ラクダの耐えられる限界を超えて、
最後のたった一本で背中を折ってしまう、
というお話です。
この話は、
私たちのストレスの性質を
大変よく表しています。
「些細なことで突然キレた」
と言われる人がいますが、
本当は些細なことが原因なのではなく、
それまでにいくつもの我慢を重ねている場合があります。
鈍感で共感力の乏しい人たちは、
自分の振る舞いや配慮のなさが、
他人をイライラさせていることに気づきづらかったりします。
イライラさせられている方は、
些細なことで揉めたくないので、
多少のことなら我慢をするのですが、
我慢には限界がありますので、
それが積もり積もると、
些細なきっかけでキレてしまうのです。
でも、
鈍感で共感力の乏しい人たちは、
相手がなんでキレているのかが分からないので、
相手のことを、
「突然怒るヤバい奴」「ヒステリーな人」
と思ってしまうのです。
人がキレるのには、
相当の理由や我慢の蓄積があるものです。
キレる人を悪者にするのではなく、
その人を取り囲む状況に思いをはせると、
また別の見方になると思いますし、
ストレスの原因を取り除いてあげれば、
その人はそんなにキレずに済むと思います。
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