アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
私は仕事柄、
色んな方の悩みを聴く機会が多いのですが、
お話を聴いていて、
「それって本当は悩まなくても良いことなのでは?」
と思うことがたまにあります。
本人にとっては切実な問題なので、
その悩みを軽んじるわけではないのですが、
単なる思い込みが悩みの原因となって、
その人を苦しめてしまっている場合があるのです。
悩みは、自分が持つ信念から生まれます。
「こうあるべき」
「こういう状態が望ましい」
と思っているのに、
現実にはそうなっていないから、
不愉快になったり、落ち込んだりするのです。
ですが、
「こうあるべき」
「こういう状態が望ましい」
といった、それらの信念は、
自分が育った環境の影響や、
誰かからの刷り込みによって、
作り上げられています。
生まれたばかりの鳥のヒナが、
初めて見たものを親だと思って、
一生疑わないように、
私たちも生まれてから今までに、
「こうあるべき」
「こういう状態こそが望ましい」
といった正しさを、
身近な大人たちから刷り込まれて、
疑わずに生きてしまっているかもしれません。
ですから、
悩みを持った時に、
それを解決しようとする前に、
「これは本当に自分が悩むべきことなのか?」
と考えてみたほうが良いでしょう。
自分が信じている、
「普通」「常識」「当たり前」を、
「本当にそうだろうか?」
「本当に大事にすべきだろうか?」
と疑ってみるのです。
今の自分の信念を徹底的に疑った上で、
やはり「そうしたい」「そうあるべき」
と思うならそれで構いませんが、
自分の信念を吟味しないと、
延々と他者から刷り込まれた、
価値観の枠組みの中で、
自分の望みとは無関係の、
苦しい人生を生きることになりかねません。
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