こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
ある文芸批評家の方が、
「最近、夜という言葉が、
キーワードになっている」
ということを仰っていました。
ヨルシカとか、
YOASOBIというユニットとか、
「夜ふかしのうた」という、
楽曲が流行るなど、
「夜」という言葉を使った表現が、
注目や共感を集めているみたいなのです。
夜というのは、
社会との格闘を終えて、
ホッとする時間であり、
自由な時間を、
楽しむ時間であり、
明日に備えて気力を回復させる、
時間でもありますが、
「朝が来て欲しくない、、」
「夜がずっと続いて欲しい、、」
といった気持ちの表れが、
夜を題材にした表現に、
繋がっているのではないか?
というのが、
その人の解釈でした。
ある種の人たちにとって、
今の社会はそれほど、
生きやすい場所ではありません。
私のところに、
相談に来る方の話を聞いていても、
昼間の社会は、
張り切って戻る場所でも、
喜んで戻る場所でもないようです。
会社に行けば、
そりの合わない上司や部下がいて、
社会を見れば、
しょーもない事件を、
起こす大人がいて、
政治を見れば、
頼りなさそうな政治家がいて、
「この社会は、
頑張って生きるに値しない」
などと思っている人が、
少なくありません。
鋭敏な感性を、
持ち合わせている人には、
バカバカしく思えるのでしょうね。
私自身もかつては、
社会に対して、
同じような感じを抱いていましたが、
メンタルを改善していく中で、
そのような少し偏った認識は、
消えていきました。
世の中には、
悪いこともあれば、
良いこともあるわけで、
物事の良い面、悪い面を、
バランスよく見ながら、
自分のできることに集中し、
自分の環境を整えていったら、
少なくとも自分の周りは、
幸せな世界になっていきました。
相変わらず、
社会に対しては、
それほどの期待はしていませんが、
自分の人生をどうするかは、
自分次第だと思っています。
世の中には、
良い人間もいますし、
良い場所もあります。
社会がどうあれ、
良い人間関係に囲まれ、
良い居場所を作れれば、
幸せに生きることができます。
心が折れると、
絶望的になり、
何もできなくなりますから、
社会にやられない心を、
育てていって欲しいなと思います。
高野直人
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