こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
色んな人の相談を受ける中で、
私がよく感じるのは、
極端な0-100思考に、
ハマっている人が多いな、
ということです。
0-100思考というのは、
「100点でなければ0点」
「白でなければ黒」
というように、
両極端のどちらかの結論しか、
出せない思考ですね。
例えば、
0-100思考の人たちは、
人を見る時には、
「良い人か悪い人」
「敵か味方」
というような、
両極端の判断しかできず、
何か出来事が起こった時には、
「良い事か悪い事」
「得することか損すること」
というような、
両極端の判断しかできません。
冷静に考えれば、
0と100の間には、
1-99までの状態があり、
白と黒の間には、
色んな種類のグレーがあると、
分かると思うのですが、
その中間を認識したり、
考えたりすることが、
できないんですね。
余裕のない人ほど、
このような極端な思考に、
陥りがちです。
私に相談してくる人たちが、
よくハマっている、
0-100思考は、
例えば、
こんな感じです。
「仕事が苦しいからやめたい」
「あの人とは合わないから離れたい」
「これは嫌いだからやりたくない」
「ピンとこないからやめておく」etc.
これらはどれも、
典型的な0-100思考なのですが、
当人たちは、
自分が0-100思考に、
ハマっているとは、
気づいていません。
このような状態だと、
「やるか、やらないか?」
「続けるか、やめるか?」
といった、
両極端の選択肢しか、
考えることができず、
危なっかしい感じがします。
「苦しいからやめる 」
「合わないから離れる」
「嫌いだからやらない」
「理解できないからやらない」
というような、
短絡的な思考に陥ってしまうと、
仕事は継続できなくなるし、
人間関係は築きづらくなるし、
視野は狭まり続けるし、
可能性も狭まり続けるので、
現実的に生きていくことが、
困難になります。
理想と現実という、
両極端の間で、
バランスをとっていくのが、
現実的な思考ですよね。
私のクライアントさんには、
0-100思考のような、
極端な思考を改善するための、
トレーニングをしてもらっていますが、
トレーニングを重ねて、
0-100思考から解放された人は、
柔軟性が増して、
現実的な対応が、
できるようになったり、
ストレスから解放されて、
ラクに生きられるようになっています。
私自身も、
人生の前半のうちに、
メンタル改善をしておいて、
本当に良かったと思っています。
この先、数十年を、
以前のようなメンタルで、
生きると思ったら、ゾッとします。
私にメンタル改善のやり方を、
教えてくれた人たちには、
本当に感謝していますし、
それを必要とする人たちに、
届けていくことが、
メンタルに悩んできた自分の、
役割の一つだとも考えています。
高野直人
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