繊細で敏感な感覚を持つ人が、自分の感覚に合った仕事や環境、ライフスタイルを築くための、メンタルコーチングやビジネスコンサルティングを提供しております。

自己啓発心理学のちょっと心配なところ

こんにちは。

高野直人(こうのなおと)です。


最近では、心理学の用語が、

日常でよく使われるようになりました。


例えば、

「自己肯定感」という言葉は、

かなり人口に膾炙してきましたよね。


自分という存在を、

肯定できるようになると、

幸福感を感じやすくなるので、


「自己肯定感を高めよう」

なんてことが言われています。


自己啓発の世界だと、

セルフエフィカシーという、

言葉をよく耳にします。


自分のことを、

「すごい人間だ」

「能力のある人間だ」


と思えるようになることで、

目標を達成しやすくなる、

という理論があるんですね。



このような知識が、

広がっていくことは、


個人の幸福度や、

生産性を高めるという意味では、

良いことですが、


私にはちょっと、

不安に思えることもあります。


なぜなら、

自己肯定感にしろ、

自己効力感にしろ、

自己実現しろ、


セルフエフィカシーにしろ、

セルフエスティームにしろ、

セルフコントロールにしろ、


どれも、

自分(セルフ)にばかり、

注目させる言葉だからです。


社会とは、

多くの他者と共に、

生きていく場所であり、


自分のことばかりでなく、

他者の立場に立って、

考えることも大切です。



最近は公共性のない、

大人の振る舞いをよく見かけます。


自分のことしか考えられず、

周りが迷惑していることに、

気づけない人とか、


自分だけが正しいと思って、

自分の正しさを、

周りに押しつけてしまう人とか。


そういう人たちが、


自分を全肯定したり、

「自分はすごい」

などと思っていたら、


ちょっと何か、

言いたくなりますよね。


自己肯定感や、

セルフエフィカシーが、

高いだけの人よりも、


健全な倫理観を持ち、

他者への配慮ができる人と、

私は付き合いたいと思います。


高野直人

自分らしい人生を描く、アーティストライフコーチング

HSP、芸術家、音楽家、クリエイター、セラピストなど、 繊細な感覚を持つ人たちが、その性質や才能をプラスに活用し、 自分の感覚に合った仕事を創造し、環境を整えながら、 精神的にも、肉体的にも、時間的にも、経済的にもバランスのとれた、 自分最適なライフスタイルを築くためのライフコーチングを提供しています。

高野直人(コウノナオト)

音楽家、芸術家、内向的な人、繊細で敏感な人(HSP)、

自分の価値観を大切にし、繊細さを生かして創造的に生きたい人、

自分らしく人に役立つ仕事をしたい人のメンタル・ビジネスサポートしています。

0コメント

  • 1000 / 1000