こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
何かを教わったり、
学んだりする現場ではよく、
「プライドを捨てなさい」
という言葉を耳にします。
余計なプライドが学びを、
妨げることがあるからですね。
ただ、
心の扱いについて、
少しばかり学んだ立場から言うと、
こういう言葉は、
自己肯定感の低い相手には、
あまり使わない方が良さそうです。
プライドとは、
「こうあるべき自分」への、
こだわりのことを言いますが、
自己肯定感が高い人ほど、
プライドには、
こだわらないことが多く、
プライドにこだわる人ほど、
自己肯定感が低いことが多い、
と言われています。
つまり、
プライドそのものよりも、
そのプライドにしがみつく、
自己肯定感の低さのほうに、
問題があると言えるのです。
自己肯定感が低い人たちは、
自分に自信がないからこそ、
「こうあるべき」という、
理想の自分にしがみつき、
自分を支えようとしています。
ですから、
そういう人たちに、
「プライドが高い」などの、
批判を安易にしてしまうことは、
彼らの自己愛に、
損傷を与えてしまうことに、
なりかねません。
それよりは、
相手の自己肯定感を、
高めてあげるような、
働きかけをしてあげて、
学びの邪魔になるような、
余計なこだわりは、
それとして認めてあげつつ、
その学びの場面では、
少しずつ横に置くように、
促していった方が良いでしょう。
プライドは、
あっていいんです。
人の話を、
受け止めきれない時があっても、
良いんです。
そんな自分も、
自分の一部として、
愛してあげてください。
自分を愛せるようになれば、
自然と余計なプライドも、
手放していけますから。
高野直人
0コメント