こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
私のところには、
色んな方が相談に来られますが、
たまに、
相談に来ているにも関わらず、
「特に問題はないのですが、、」
「今は順調なのですが、、」
という前置きをされる方が、
いらっしゃいます。
本当に順調で問題もなければ、
わざわざ私のところまで、
相談に来ないはずなのですが、
無意識でなんとなく、
何かを求めているのだと思います。
私は、
「自分の人生には問題がない」
と言ってる人がいると、
「ちょっと大丈夫かな?」
と思うことがあります。
本当に問題を抱えていなくて、
そう言ってる人もいると思いますが、
「今の自分には問題がない」
という人ほど、
自分の気持ちを抑圧して、
問題を見ないようにしている、
場合が多いからです。
特に、精神的に疲れていたり、
重い問題を抱えている時ほど、
人は問題を見なくなります。
うっすらと問題を、
自覚していたとしても、
目の前の取り組みやすいことを、
優先して後回しにしてしまったり、
うっかり人に話すことで、
余計なアドバイスをもらって、
問題に取り組まざるを得なくなることを、
面倒に思って押し込めてしまったりするのです。
もちろん、それは決して、
悪いことではありません。
余裕がない時には、
そうせざるを得ないですし、
自分が抱える全ての問題を、
すぐに解決しなければならない、
わけでもありません。
ただ、
抑圧しているということは、
問題を抱える自分に対して、
劣等感を感じていて、
そんな自分を否定している、
という可能性もあります。
そのような自分に気づいた時は、
「もっと頑張らなきゃダメ」
「ちゃんと向き合わなきゃダメ」
などと、
厳しい言葉をかけるのではなく、
「問題を抱えていても大丈夫」
「今はそのままでもOK」
などと、
優しい言葉をかけてあげてください。
自分にプレッシャーをかけるほど、
逃避の行動が生まれてしまいます。
焦らず、追い込まず、
自分のことを優しく、
包み込んであげてください。
自己否定がなくなると、
自然と問題と向き合い、
人にも話せるようになります。
高野直人
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