こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
日々、色んな相談を受ける中で、
生きづらさを抱えている人から、
よく聞くセリフがあります。
それは、
「私には合わない(かも)」
というセリフです。
「この人は私には合わない」
「この仕事は私には合わない」
「この環境は私には合わない」
「この社会は私には合わない」
といった感じですね。
本人たちの実感としては、
そうなのでしょう。
それを否定するつもりは、
全くありませんが、
その認識が本当に、
妥当なのかどうかは、
よく確かめる必要があります。
往々にして、
何かを全肯定したり、
全否定したりする人は、
極端な思考に陥っています。
何事においても、
丁寧に物事を認識すれば、
良い面も、悪い面も両方、
見つかるはずなのですが、
極端な思考の人は、
片側の面だけを過大評価して、
100点か0点の、
どちらかの点数をつけがちです。
「合う」「合わない」
というのも、
これに近い考え方です。
モノの見方が中庸で、
バランスのとれている人は、
「この部分は合うけど、
この部分は合わない」
というように、
緻密に物事を把握します。
そして、
合わない部分だけを、
修正することで、
仕事や環境や社会に、
うまく適応しています。
自分に完璧に合うものなんて、
そうそうないですからね。
合わない部分が、
あまりにも多い場合は、
仕事や環境を変えたほうが、
良いとは思いますが、
その判断をする前に、
まずはもっと緻密に、
現状の把握をしたほうが、
良いと思います。
中には、
そういうことが、
苦手な人もいますが、
その場合は、
バランスの取れた人から、
指摘をしてもらうと、
良いと思います。
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