音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
私は、これまで多くの吹奏楽指導者や、指揮者の方にお会いしてきましたが、
その中には、「この人はなんでこんなに偉そうなんだろう、、」と感じるような人がいました。
また、ビジネスを始めてから、多くの経営者の方にもお会いしましたが、
その中にも、すごく偉そうに振る舞う人を見てきました。
近年の研究では、大きな組織で権力や政治力を行使すると、脳が重大なダメージを受けると言われています。
人間のDNAは、少人数のグループで協力するように最適化されているので、大人数の組織で権力を行使すると脳機能に悪影響が出るのだそうです。
例えば、マクマスター大学の神経科学者Sukhvinder Obhiは、以下のように言っています。
「権力者と権力を持たない人の頭を調べてみると、共感力を発揮するときに不可欠なミラーリングという神経プロセスが、権力を行使すると損なわれることがわかりました」
また、カリフォルニア大学バークレー校の心理学教授Dacher Keltnerは、
「権力者は、衝動性が強くなり、リスクに疎く、冷酷で、他人の立場でものを見れなくなります」 と言っています。
オーケストラの指揮者に就任するとか、大学の教授として高いポジションに就くなど、
大きな組織で権力や政治力を行使するようになると、共感力がなくなり、傲慢になってしまう場合があるのです。
なので、大きな組織で立場が上の人ほど、そういう傾向があることを理解した上で接すると良いと思います。
もちろん、みんながみんなそうなるわけではありません。
専門家の話によると、自分を諭してくれる人や、率直な意見を言ってくれる人を周りに置いたり、権力の乱用を避けて正常な人間関係を保とうと心がけることで、共感力をなくし傲慢になることが防げるそうです。
傲慢さは、人を遠ざけ、意見をもらえなくなり、自身の成長の妨げとなります。
傲慢になってしまうと、そこで成長がストップしてしまうのです。
読者の皆さんも、これから会社や様々な組織の中で、立場が上がっていくことがあるかもしれませんので、参考にしてみて下さい。
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