こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
今やっていることが、
しんどそうだったり、
モヤモヤを感じている人に対して、
私はたまに、
「やめちゃえば?」とか、
「できなくても問題ないですよ」
と言うことがあります。
それは、
その人の表面的な成功だけでなく、
内面的な幸せや充実感を大切に、
考えているからです。
「やめちゃえば?」と言われても、
本気でそれを必要としている人は、
やり続けるでしょうし、
そこで、
「やめようかな?」とか、
「ちょっと立ち止まろうか?」
と考えてしまうなら、
その人は、
自分が今やっていることについて、
何かしらの疑問や違和感を、
感じているんだと思います。
だったら一度、
立ち止まって、
その疑問や違和感と、
正面から向き合ってみた方が、
良いのかもしれません。
「実はもう、
情熱が薄れてしまっている」
とか、
「そこまでして、
結果を出したいわけではない」
とか、
「この仕事(環境)は、
自分に向いていない気がする」
とか、
「今はちょっと疲れているので、
休憩して心身を休めたい」
など、
何かしらの理由や本音が、
隠れているのかもしれません。
最初はその理由が、
自分でもうまく捉えられず、
漠然としていることも多いですが、
きちんと整理して、
言語化できるようになると、
スッキリします。
その結果として、
「これはもうやめよう!」
という決断がスムーズにできて、
他のもっと有意義なことに、
集中できるようになったり、
別のアプローチを思いついて、
再チャレンジできるように、
なったりすることもあります。
疑問や違和感があっても、
自分の感情に鈍感な人は、
気づきにくいですし、
深く継続して考えることが、
苦手なタイプの人たちは、
動くことでそうした疑問や、
違和感を誤魔化そうとします。
動いていれば、
考えなくて済むし、
何かしらの成果が出ていれば、
周りも認めてくれるし、
結果オーライというわけです。
でも、そういう人は、
自分が本当に望むこととか、
自分に合うこと合わないことを、
点検していないから、
また、
疑問や違和感を感じるようなことを、
始めてしまったりします。
生きる意味とか幸せについて、
あまり突きつめて考えず、
目に見える成果や賞賛があれば、
とりあえず満足という人は、
それでも良いと思います。
あるいは、
会社の役職とか、家庭とか、
何らかの重要な責任を担っていて、
そんな悠長なことなんて、
考えてる暇はない、
という人もいるかもしれません。
そういう人は当面は、
その責任を果たすことが、
素晴らしいことだと思います。
人の生き方に、
良し悪しはないですからね。
ただ、
感受性が鋭く、
そのような疑問や違和感が、
気になって放っておけず、
自分がしていることの意味とか、
他者への影響とか、
善悪とか一貫性みたいなことが、
気になってしまうと、
考えざるを得なくなり、
前に進めなくなってしまうような、
タイプの人たちもいます。
そのような人たちは、
気の済むまでじっくりと、
考えてみるのも良いと思います。
答えが出るかどうかは、
分かりませんし、
大半の人からは、
評価もされないとは思いますが、
その考えるということが、
自分が心からやりたいことの、
一つなのかもしれません。
心がその探究を切実に、
求めているのかもしれません。
だったら、
その気持ちを満たしてあげたら、
良いと思います。
立ち止まることができ、
疑問や違和感をしっかりと、
抱き止めることができるのも、
一つの才能です。
大半の人には、
その価値が分からないからこそ、
大事にして欲しいことですね。
高野直人
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