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オリジナルを目指す前に



音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。



「オリジナルの表現をしたい」「オリジナルの作品をつくりたい」という表現者の方は多くいます。


オリジナルとは、独創的という意味です。


模倣によらず、独自の発想で生み出したものがオリジナルです。


ということは、それは必然的に「新しいもの」になります。


すでに誰かがやったことであるなら模倣であり、独自の発想ではないからです。


自分がどんなに「新しい!」「オリジナルだ!」と思っても、 過去に誰かが同じことをやっていたら、それは新しくはなくオリジナルでもありません。


自分だけが「新しい」と思っているだけなら単なる無知であり、独りよがりになってしまいます。


ですから、オリジナルなもの=新しいものをつくるには、新しくないもの=古いものについて、よく知っておく必要があります。



私たちの住む世界は、歴史を踏まえて成り立っています。


先人たちの蓄積の上に、文化や芸術は成り立っています。


現在、残ってる芸術作品は、時の洗礼を受けて残っています。


「長い時間にわたって、多くの人々の評価にさらされる」という篩(ふるい)にかけられて残っているのです。


篩(ふるい)にかけられて残っているということは、それだけ多くの時代、多くの人々に支持されるような「普遍的な価値がある」ということです。


普遍的な価値のないものは、歴史によって淘汰されてきたのです。


(例外的には、時の権力者の都合によって消されてしまった作品などもあるのでしょうが・・・)



今、どんなに突飛なものや目新しいものを作ったとしても、そこに普遍的な価値がないなら、やがては消えていきます。


「オリジナルな表現をしたい」「オリジナルな作品をつくりたい」と思うなら、過去の歴史から普遍的な価値を学び、歴史に繋がっていくことが大切なのではないでしょうか?


歴史を踏まえないものは、独りよがりになりかねません。


「皆が驚くようなものを生み出してやろう」という自己アピールみたいな野心が、かえって自分の目を曇らせてしまう場合があります。


歴史を知らず、価値の優劣を判断できないと、あらゆる価値を並列・同列に並べてしまい、自分の好みに合うものしか評価できなくなってしまいます。


きちんとした評価軸を持たない人は、「音楽家なんてみんな同じ」とまで言い放ちます。



人それぞれの価値観があり、どんな音楽家を目指そうと、それぞれの自由ですが、


先人が積み重ねてきた歴史を尊重し、その歴史の上に新しい自分の創作を積み重ねていくような、そんな学びを大切にして欲しいと思います。


それは、すぐに役立つ表層的な知識やスキルを身につけ、売れる作品やウケる作品をつくって手っ取り早く成功してやろうという考え方とは真逆の考え方ですが、芸術家として大切な考え方なのだと私は思います。



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高野直人(コウノナオト)

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