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自分がどこに価値を見い出すのか?


音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。



「あの人の演奏はつまらなかった」


「あの先生のレッスンはつまらなかった」


と言ったことがよく言われます。


そんな評価を聞くと、私は「なんてつまらない評価なんだ」と思います。


その人が、つまらない部分にロックオンしているからです。



私たちの脳には、何かに注目(ロックオン)すると、それ以外の情報を遮断(ロックアウト)してしまう性質があります。


自分が注目した以外の情報は、盲点になってしまうのです。


例えば、誰かのことを一度嫌いになってしまうと、その人の一挙手一投足が気に食わなくなります(笑)


本当は良い部分があったとしても、嫌な部分しか目に入らなくなります。


嫌な部分に注目(ロックオン)することで、良い部分が遮断(ロックアウト)され、盲点に隠れてしまからです。


同じ人、同じ動作、同じものを見たとしても、見る人の「ものの見方」によって、見え方は大きく変わります。


ですから、「この演奏に価値がある」と見るのも、「この指導には価値がない」と見るのも、見る人の「ものの見方」の結果なのです。



このロックオン・ロックアウトという性質をどう生かすかによって、自分の成長の仕方が決まります。


例えば、「自分の成長にプラスになること」にロックオンしている人は、どんな事象からでも自分の成長にプラスになることを発見します。


「自分のゴールの達成に必要なこと」にロックオンしている人は、どんな事象からでも自分のゴールに向かうヒントを見い出します。


誰の演奏を聴こうと、誰の指導を受けようと、そこから学べる何かがあるかもしれないのです。



チェロの巨匠パブロ・カザルスの前で、最悪の演奏をしてしまった学生がいました。


それを、カザルスは絶賛しました。


その学生は、そんなカザルスの態度を不誠実だと思い、彼のことを恨みました。


のちに、学生がカザルスに再会してそのことを語ると、カザルスはこう言いました。


「あの時、君はこんな風にダイナミックに弾いていた。それは私にとって斬新で大いなる発見だった」と。


それに対して、学生はこう答えました。「でも他は、最低の演奏だった」と。


カザルスはこう返しました。


「下手なところをあげつらって批判するようなことは、程度の低い輩に任せておけばいい。君には、私を刺激するところがあったのだ、それで十分だろう」と。


人それぞれの評価があって良いと思いますが、自分の成長にロックオンして、なるべく自分の成長に繋がる何かを発見できると良いのではないでしょうか?



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高野直人(コウノナオト)

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