音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
「音楽家としての成功」といった時に、あなたはどのようなイメージを持っていますか?
もし、「有名になること」や「お金を稼げるようになること」 と思っていたらヤバイと思って下さい。
それは、過去に誰かから聞いた成功の定義ではないですか?
あなたが心から望んでいるのではなく、なんとなく「そういうもの」「そうあった方がいい」 と思い込んでいるだけではないでしょうか?
自分が心から望むわけではなく、他者から「こうあるべき」と洗脳されて目指すゴールのことを奴隷のゴールと言います。
職業とは、「社会に果たす役割・機能」のことを言います。
ですから、その役割・機能をよく果たすことが成功なのです。
音楽家の役割・機能は、良い音楽をつくることであり、良い音楽を提供することです。
「そういう役割・機能を果たしたい」と心から望み、自分が「これで良し」と心から思えるクオリティを維持してきちんと機能を果たした時に、それを成功というのです。
どんなに有名であっても、どんなにお金を稼いでいても、私を感動させない音楽家は私にとって価値がありませんし、私を上達させない音楽指導者は私にとって価値がありません。
「有名である」とか、「お金を稼いでいる」とかは、音楽家としての成功に一切関係がないのです。
ただし、コーチングでは複数のゴールを設定します。
職業のゴールだけでなく、趣味のゴールや健康のゴール、人間関係のゴールやファイナンスのゴールも定めます。
ですから、人間関係やコミュニティのゴールとして、「こういう人々と知り合い、豊かな関係を築きたい」と思い、結果的に有名になるのは良いことです。
ファイナンスのゴールとして、「これだけの経済状態を築きたい」と思って、結果的にお金を稼げるようになるのは良いことです。
問題は、職業のゴールと他のゴールを混同してしまうことです。
職業の成功は、自分が決めた役割・機能をきちんと果たすことです。
もちろん、役割・機能をきちんと果たす人は、結果的に口コミで知られるようになったり、稼げるようになったりもしますが、それは結果であって目的ではありません。
資本主義社会においては、経済的な側面が重視されますので、「最もお金を稼げて、最も上手に使える人」が成功者と見なされます。
民主主義社会においては、民主的な側面が重視されますので、「最も有名になり、最も支持される人」が成功者と見なされます。
社会はそのように評価します。
ですが、あなたの人生の成功は、あなたが定義して良いのです。
あなたが稼いでいる金額が、100万円だろうと、1000万円だろうと、1億だろうと、あなたが望んだ基準を上回るなら成功、下回るなら成功ではありません。
あなたのことを知っている人が、100人だろうと、1万人だろうと、100万人だろうと、あなたが望んだ基準を上回るなら成功、下回るなら成功ではありません。
収入も、知名度も、「どうでも良い」と考えるなら、それでも全然構わないのです。
つまり、あなた自身が自分の人生の様々な領域において、あるべき水準を定め、それを達成できたのなら成功なのです。
冒頭にも言ったように、他者が言う「こうあるべき」という基準を目指すとしたら、それは奴隷のゴールを目指すことになります。
その水準を達して多くの人に評価されたとしても、コーチング的に見たら、それはあなたの成功ではないのです。
▼より詳しいお話はメルマガで▼
0コメント