音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
ミスや失敗をした時に、「自分はなんてダメなんだ」とつぶやいてしまう人は要注意です。
こうした言葉が、自分のエフィカシーを下げてしまうからです。
エフィカシーとは、「自分のゴール達成能力の自己評価」のことを言います。
「私はこの目標を達成できる」「私はもっとうまくなれる」と強く思えている状態が、エフィカシーが高い状態。
「私には無理」「私には難しい」と思っている状態が、エフィカシーが低い状態です。
エフィカシーが高いほど、目標を達成しやすくなります。
エフィカシーの高さは、セルフイメージによって決まります。
セルフイメージとは、自己認識のことであり、自分が自分に対して抱いているイメージです。
セルフイメージは、身近な他人(親や学校の先生etc.)に言われた言葉を、自分が受け入れることによってでき上がります。
そして、それらの言葉を自分の中で何度も繰り返し思い出すことによって、セルフイメージが強化されます。
例えば、「あなたは真面目な子だ」と何度も言われ、その言葉を受け入れてしまうと、「自分は真面目な人間である」というセルフイメージができ上がります。
「あなたはダメな人」と何度も言われ、その言葉を受け入れてしまうと、「自分はダメな人間である」というセルフイメージが出来上がります。
「自分はダメだ」と事あるごとに繰り返せば、「自分はダメ」というセルフイメージが強化されます。
そして、それに見合ったエフィカシーになるのです。
「自分はダメ」だと思っていると、新しい成長の機会を避けたり、努力をやめたりして、「ダメな自分」として行動してしまいます。
大きく成長し、ゴールを達成するには、それに見合ったセルフイメージを築く必要があります。
つまり、「自分はそのゴールを達成できる人間である」と思える必要があります。
そのためには、自分が発する言葉や受け入れる言葉をコントロールする必要があるのです。
失敗やミスをした時は、「ああ、またやってしまった」「自分はダメだ」とつぶやくのではなく、
「今のは自分らしくない」「もっとできるはずだ」と、自分のエフィカシーを高めるような言葉づかいをした方がいいでしょう。
これは、指導をする際にも言えます。
生徒のエフィカシーを下げるような言葉ではなく、生徒のエフィカシーを高めるような言葉をかけてあげることが大切です。
高い実績を上げているスポーツ選手の話し方を観察していると、それに見合った言葉の使い方をしています。
そうやって、高い実績を上げるのに相応しいセルフイメージを作っているのです。
自分の使っている言葉を観察し、自分の成長やゴールの達成に相応しくない言葉は使うのをやめ、相応しい言葉だけを選んでいきましょう!
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