音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
音楽活動をしていると、様々な人から助言を受けることがあると思います。
あなたのためを思って助言してくれるのですから、その気持ちは有難いものです。
ただ、助言の内容そのものは有難い場合もあれば、有難くない場合もあります。
人それぞれに大事に思うことや大事に思う順番が違いますし、目標によっても成長の段階によっても優先すべきことが違うので当然のことです。
また、助言の仕方が上手い人もいれば、下手な人もいます。
助言そのものが良いか悪いかは一概には言えません。
要注意なのは、頼んでもいないのにやたらと助言してくる人です。
そういう人は往々にしてセルフイメージが低く、助言をすることによって無意識に支配欲を満たそうとしています。
自分の価値観に相手を従わせて、自分のエゴを満たそうとしているのです。
どんなに「相手のためになる」と思い、相手のことを思っているつもりでも、求められていない助言は相手にとって迷惑です。
相手には、相手が意識している大切なことがありますので、その意識の集中を妨げてしまったり、混乱を与えてしまうことは良くありません。
コーチングでは、助言したいことがあったら相手の許可を得てから助言します。
相手に受け取る準備が整っている場合にしか助言をしないのです。
相手が助言を受け取った後も、その通り実行するかどうかは相手に決めてもらいます。
その結果を受け入れるのも相手です。
人それぞれの価値観、段階や覚悟によって、その時点で受け取れる助言もあれば、受け取れない助言もあります。
相手が欲してもいないものを無理に渡そうとしても、受け取ってはもらえないのです。
プッシュをすればするほど、プッシュバックが働きます。
相手のためを思うなら、相手のやり方を見守ってあげることも時には大切なことです。
時間がかかったとしても、自分で気づくことが大切な場合もあるのです。
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