音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
「あの時、○○しておけば良かった」
こんなことを言ってる人をたまに見かけます。
その人はおそらく、
「本当はもっと良い選択ができたはず」
と考えているのでしょう。
しかし、それは選択した結果を知ったあとだから言えることであって、選択をする前には分からなかったことです。
選択をする時点においては、自分が置かれた状況の中で、自分が持っている知識の中で、最善の選択をしているはずです。
わざわざ自分にとって都合の悪い選択をする人はいないからです。
また、もし別の選択ができたとしても、その結果が良くなったかどうかは確かめようがありません。
もしかしたら、もっと悪い結果になっていたかもしれません。
過去に別の選択をしたであろう想像の自分と、現在の自分とを比べてもしょうがないのです。
「過去の選択が間違っていた」と考えてしまうと、「良い選択ができない自分」というセルフイメージ(自己認識)を強化してしまい、エフィカシー(自分の能力の自己評価)が下がります。
エフィカシーが下がれば、ゴールを達成しづらくなります。
「自分はいつも最善の選択をしている」と考える方が、セルフイメージは高まります。
もちろん、最善の選択であっても、望ましくない結果は起こり得ます。
ですが、望ましくない結果があるということは、そこから何かを学ぶ必要があるということです。
ゴールにたどり着くためには、ゴールから遠ざかる行動にも気づく必要があります。
間違うからこそ気づき、気づくからこそ自分のあり方を改善できるのです。
そういう意味では、全ての選択の結果は自分にとって必要な結果です。
だから、「自分は常に最高の選択をしている」と考えて良いのです。
人は常に、その時その時点で、最高の選択をしています。
過去の選択について悔やむことに時間を使ってエフィカシーを下げるより、
「この結果から何を学ぶのか?」
「次の行動をどう良くしていくか?」
と、未来を良くすることに時間を使っていくと良いでしょう!
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