アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
詩人のヘルマン・ヘッセは、
独自の個性を持った人間になるために、
絶対に染まってはならないものとして、
・世間の因習
・小市民性
・怠けること
の3つを挙げています。
「世間の因習」に染まるとは、
古くからある考えに、
無批判に従ってしまうことであり、
何が本当に正しいのか、
何が本当に必要なのかを、
よく考えた上で従うのではなく、
「今までそうだったから」
「みんなそうしているから」
という理由だけで、
その通りにしてしまうことです。
そういう生き方には、
個性は一切必要ありません。
「小市民性」とは、
権利をことさら主張し、
法に触れなければ、
何をしても許されると考え、
都合の良い時にだけ、
公平や平等を訴え、
自分に社会的な責務を課さず、
より良い考えに耳を傾けない、
高貴さの欠如した生き方です。
人としての正しさや美しさより、
損得ばかりを考える生き方とも、
言えましょうか。
こういう生き方では、
やはり個性は発揮されません。
「怠けること」とは、
本当の望みと向き合い、
自己探究や自己成長する努力を、
放棄することです。
もちろん、
「疲れたから休む」
「調子が悪いから動けない」
というのは、
怠けることとは違います。
それは、生きて行く上で、
必要な休息であり養生です。
「嫌な仕事をしない」
「嫌なことをしない」
というのも、
怠けることとは違うと思います。
納得できない生き方は、
しなくていいのですが、
その代わりに、
自分が納得できる生き方を、
模索し続けたり、
それを実現する方法を、
考え続けたりすることが、
大切なんだと思います。
自分の信念や価値観が、
今いる場所とは合わず、
苦しい思いをしている人が、
社会の悪い面に染まらず、
打ち負かされずに、
その人の良さを発揮して、
その人らしい生き方をできるような、
応援していきたいです。
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