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励ましという名の否定

 アーティストライフコーチングの

高野直人(こうのなおと)です。


世の中には、

人の気持ちを推察することが、

苦手な人がいます。


例えば、

「社会は理不尽だ」

と嘆いている人がいると、


「そんなことはないよ」

「深刻に考えすぎだよ」

「物事のプラスの面を見よう」


などと、

言ってしまうような人たち。


こういう人たちは、

言葉に囚われていて、

相手の心を読み取れていません。


「社会は理不尽だ」

と言ってる人が、


必ずしも心の底から、

「社会が理不尽だ」

と思い込んでいるとは限らず、


「社会は理不尽だ」

と思うような〈体験〉をし、


その時に感じた〈気持ち〉を、

ただシェアしたいがために、

そう表現しているのかもしれません。


別に、自分の社会認識を、

正して欲しいわけでも、


ポジティブ思考に、

誘導して欲しいわけでも、

ないのかもしれません。


だとしたら、

余計なことは言わず、


ただ、「何があったの?」と、

相手の話したいことを、

聞いてあげれば良いかと思います。


「自分の話を聞いてもらえた」

「気持ちを分かってくれた」

 

と思うだけでも、

人は安心し、スッキリするものです。


「そんなことはないよ」

「深刻に考えすぎだよ」

「物事のプラスの面を見よう」


といった言葉は、

相手を励ましているようでいて、

ある意味では相手を否定しています。


「そんなことはないよ」

→あなたの認識は間違っている


「深刻に考えすぎだよ」

→考えすぎなあなたは良くない


「物事のプラスの面を見よう」

→悲観的なあなたは良くない


というように、

ジャッジをしているわけです。


人によっては、

ただでさえ不愉快なのに、

追い討ちをかけられたような、

気分になるでしょう。


相手に悪気がないことが、

分かっていたとしても。。


しんどい状況にいる人に対して、

正論を述べるのは野暮というもの。


孟子の言葉に、


「人の患(うれ)いは、

 好んで人の師と為るに在り」

という言葉があります。


人の残念なところは、

すぐに教えたがること

という意味ですが、


相手を正したい、

相手を諭したい、

相手を良くしてあげたい、


というエゴは、

一旦脇に置いて、


自分の正しさに囚われず、

相手のさまざまな状態を、

虚心坦懐にまずは理解しようとし、


どんなあり方も、ひとまずは尊重し、

相手に寄り添える人間でありたい、

と私は思います。


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