アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
他人に対して、
「もっと大人になってほしい」
と思うことはありますか?
「ちゃんとルールや約束を守って」
「自分勝手な行動をしないで」
「責任感を持って」
などと、
人は無意識に他者に対して、
ある種の社会性を期待するわけですが、
こうした社会性は、
本人の努力や心がけだけでは、
どうにかならないようです。
行動遺伝学の研究によると、
人の性格はだいたい5割程度が、
遺伝で決まると言われており、
その人が、
反社会的な行動をとるかどうかは、
遺伝によって6割が決まるそうです。
なので、
社会的になじまない行動を、
とりやすい遺伝子を持つ人は、
「心を入れ替えて」とか、
「よく反省して」などと、
いくら精神論をぶつけられても、
社会に合うように、
自分をコントロールし切ることは、
難しいと思います。
もちろん、
多少の制御はできると思いますが、
期待値はかなり下げておいた方が、
良いと思います。
こういうことが分かるだけでも、
大人になり切れない人に対して、
多少の優しさや寛容さや忍耐が、
生まれてくるかと思います。
その人がそのように、
生まれついたことは、
その人の責任ではありませんし、
社会や多数派のルールやしきたりが、
絶対的に正しいわけでもありません。
あなた自身にも、
もしかしたら、
社会や組織となじまない部分や、
周りから非難される部分が、
あるかもしれませんが、
そんな時には、
自分を責めないようにしましょう。
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