アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
人間関係に不満を持ちやすい人は、
他人に期待ばかりしています。
「もっとこうするべきなのに」
「こうしてくれればいいのに」
「こうした方が良いのに」
などと、
自分が望む行動を、
他人が当然にしてくれることや、
自分が考える正しさや常識の範囲に、
他人が収まることを勝手に期待し、
実際にはそうならないことで、
怒りを感じ、不満を抱き、
愚痴や文句を言ったりして、
ストレスを溜めていたりします。
でも、
当たり前のことを言うようですが、
他人の生き方は、
他人が自由に決めることですよね。
「普通はこうするべき」
「常識的にはこうするべき」
「道徳的にはこうするべき」
などと他人の行動に対して、
思うこともあるかもしれませんが、
そういう考えは、
宗教みたいなもので、
人それぞれに、
信じている内容が異なり、
一律に強制することはできません。
私たちの国の憲法では、
「思想・良心の自由」が、
保障されていて、
「何を信じるか?」
「何を正しいと思うか?」
はそれぞれの自由だからです。
ですから、
他人の危害にならない限り、
人それぞれが、
自分の考える善悪に基づいて、
「自分が幸せになる」
と思える行動を選択し、
それをお互いに尊重し合えるのが、
成熟した大人の関係なんだと思います。
未成熟な人たちは、
他者の信じる善悪や、
他者の選択の自由なんか関係なしに、
「こうしてくれ」「ああしてくれ」
「こうすべき」「ああすべき」
などと依存的に、
自分の要求や正しさを押しつけます。
そうやって、
他者に一方的に何かを期待し、
願っているかぎり、
それらは決して満たされず、
苦しい人生になります。
「他人には他人の考えがあり、
他人の生き方は他人が決める」
ということを、
しっかりと腹落ちさせた人は、
余計な怒りや不満が減ります。
そういうことを、
きちんと分かっている人たちこそが、
深く付き合うべき相手なんだと思います。
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