アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
私には、
文学好きの友達が、
たくさんいますが、
文学好きの良いところは、
「理解にかける時間を厭わない」
ところだと思っています。
同じ作品を何度も読み直し、
モチーフの意味や、
細部のつながりを考えたり、
想像力を総動員して、
作者の言わんとしていることや、
世界観を読み取ろうとするのです。
速読のように短時間で、
効率よく必要な情報を得る読書、
とは対極の読み方ですね。
その態度は、
人に対しても変わりません。
私が知ってる文学好きの人は、
安易に他人をジャッジせず、
「この人はなぜ、
こうしたのだろうか?」
「この人には、
どんな事情があるのだろうか?」
などと、
さまざまな観点から、
相手の背景や事情を想像し、
時間をかけて、
人を理解しようとします。
ところが世間には、
あまりにも性急に、
他人をジャッジする人が
多く見受けられます。
「これができないのはおかしい」
「あんなことしているのはバカだ」
などと、
何か一つの行動でもって簡単に、
人への評価を決めてしまうのです。
相手の動機や事情に関係なく、
「こうしている人はこう」
みたいに平面的で短絡的な、
モノの見方をしてしまうのです。
そうした決めつけ的な態度が、
時に偏見やハラスメントに、
繋がることもあります。
物事を観る視点の種類や、
想像力が乏しいと、
こういう風になってしまいがちです。
私は、
文学を読む人たちと話していると、
安心して過ごすことができます。
早とちりや、
見当違いの批判をされることが、
あんまりないですし、
いきなり文脈から外れた話を、
投げ込まれることもないですし、
人の話を最後まで聞き、
よく分からないことは質問し、
きちんと理解しようとしてくれます。
ですから、
お互いの意見を、
きちんと受け止め合って、
新しい発見を楽しむことができます。
そういう人間関係は、
私の人生をとても、
豊かにしてくれています。
どんなに、
たくさんの友達がいても、
表面的な会話ばかりで、
分かってもらっている感覚がないと、
結局は孤独です。
おのれの都合ばかりでなく、
相手を理解する優しさとか、
心の余裕があって、
お互いの価値観を理解し、
尊重し合える友達を、
私は大事にしていきたいと思っています。
人生の幸せの大部分は、
人間関係で決まりますね。
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