アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
「生きづらさ」を
感じている人たちの中には、
「得」を選んで、
苦しくなっている人がいます。
あるいは、
「損」を避けるために、
苦しくなっている人もいます。
例えば、
「この人と付き合ったら得」
「この人に嫌われたら損」
「これを学んだら得」
「これを学ばないと損」
「この会社に居続けたら得」
「会社を辞めさせられると損」
という風に、
損得を中心にして、
物事を判断するために、
好きでもない人と、
付き合い続けたり、
興味がないことを、
頑張って勉強したり、
苦しいばかりの職場に、
いつまでも居続けたりして、
「嫌々しなければならないこと」
がずっと続くから、
ストレスを溜めたり、
体調を崩したりしているのです。
当人にとってはその方が、
新しい苦労をしなくて済むし、
新しい不安を感じなくて良くて、
「マシ」だと、
思うのかもしれませんが、
実際は、地獄の日々だったりします。
人が生き生きしているのは、
やりたいことをやって、
充実した時間を過ごしている時です。
その時には、
「損得」というものを、
あまり考えていません。
純粋に「やりたい」という気持ちで、
気づいたら身体が勝手に動いている。
これこそが健全な状態です。
人生には、バランスが必要です。
長い人生を生きていく上で、
多少は「損得」の計算もしなければ、
人生が立ち行かなくなりますが、
「損得」の軸しかない人生選択も、
結局は同じように、
立ち行かなくなります。
人には、
「得だけどやりたくないこと」
もありますし、
「損だけどやりたいこと」
もあります。
自分の気持ちに嘘はつけないし、
自分の気持ちに嘘をついて、
心を抑圧をし続ければ、
ストレスによって、
心や身体が蝕まれていきます。
「損得」という軸も大事だし、
それと同じように、
好き嫌いとか、価値観とか、
善悪とか、信念とか、
健康とか、家族の幸せとか、
色んな軸によって、
物事を多面的に判断していった方が、
良いということですね。
今は社会全体の判断軸が、
「損得」中心に傾いているので、
こんな話をしても、
ほとんどの人には通じませんけどね。
何か「おかしい」と気づいた人は、
真に自分らしい人生を模索していけば、
良いと思います。
人それぞれの人生選択があり、
どんな生き方にも、
不正解はありませんからね。
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