アーティストライフコーチングの
高野直人(こうのなおと)です。
「生きづらい」と感じる時に、
その原因が社会にあるのか、
自分にあるのかは分かりませんが、
手を打つことができるのは、
「自分にコントロールできること」
だけです。
他人の行為や、社会全体の仕組みなど、
自分がコントロールできないことに、
いくら不満を述べていても、
何も変わらないどころか、
不満を述べるほどに、
不愉快な気持ちが増して、
自分を苦しめることになります。
より良く生きるためには、
自分にコントロールできないことを、
静かに受け流し、
コントロールできることに集中して、
自分のあり方や環境を少しでも、
改善していく必要があります。
自分のあり方や環境を改善するには、
自分の間違いや偏り、勘違いに、
気づく必要がありますが、
「気づく」ためには、
自分を俯瞰する能力が必要です。
でも、日常的に、
そのような訓練をしていない人には、
なかなかそれができません。
他人から指摘してもらっても、
自分が信じる現実しか見ない人には、
それを受け入れることができません。
「生きづらい」
と感じてしまうのは、
本当は、
世界や自分への認識の仕方に、
様々な偏りがあるからなのですが、
当人はそれに、
なかなか気づくことができません。
気づくことができ、
調整することができれば、
もっと明るい面に目を向けたり、
コントロールできることに目が向き、
「人生を良くしていける」
という実感が持てるようになります。
「汝自身を知れ」とは、
古代ギリシャの格言ですが、
それこそが生きづらさ解消の、
第一歩だと思います。
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