音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
「練習しているのに、なかなか上達しない」
このように感じることはありますか?
このように感じる時は、現在の自分を何かと比較しています。
その何かとは、自分が勝手に予想、期待したイメージです。
「これぐらいやってるんだから、これぐらいは出来ていないとおかしい」
と勝手に思い込み、その予想や期待と比べて 実際の自分が劣っているように感じるから、
「練習しているのに上達していない」と思うわけです。
ですが、 自分が思っていたようには上達していなくても、行動した分だけ何かしらの結果が出ていて、何かしらの内面での学びがあるはずです。
例えば、テストで100点を目指していた人が、60点を取ったとします。
この人は、100点を目指すことで、60点を取れる実力がついたわけです。
そして、今までの自分のやり方では100点を取れないことを知ったわけです。
これが成長です。
何も目指していなかったら、何の実力もつかなかったでしょうし、何の学びも気づきもなかったでしょう。
「100点を取る」というゴールがあったから、60点を取れるだけの実力が備わったのです。
また、うまくいかない行動について学んだから、改善が生まれるのです。
この部分を評価できない人が多くいます。
100点を目指して、100点を取れなかったことで、「自分はダメだ」「自分には才能がない」と、エフィカシーを下げてしまうのです。
脳には、RAS(毛様体賦活系)というフィルターシステムがあり、自分が重要だと判断した情報以外を遮断してしまう性質があります。
何かの情報を重要視することで、それ以外の情報が盲点に隠れて見えなくなってしまうのです。
「ここがダメ、あれも出来ていない」と至らない所にばかりフォーカスしていると、良い部分が盲点に隠れて見えなくなります。
そうすると、自分のダメな所ばかりが見えてしまうわけですから、自分のことを「ダメ」だと感じやすくなります。
「自分はダメだ」「自分には能力がない」と感じて、エフィカシーが下がってしまえば、新しいチャレンジを避け、望む結果が遠のいてしまいます。
良い部分にフォーカスすれば、良い部分が見えてきます。
そして、良い部分が見えることで、「自分が行動した分だけ結果が出ている」という認識を持つことができ、エフィカシーも高まるのです。
行動の結果に、良い結果や悪い結果があるわけではありません。
ただの結果があるだけです。
そこから良い部分を発見するのも、悪い部分を発見するのも、その人の注目の仕方によります。
良い部分に着目し、新しい学びに着目して、自分の理想の状態に向かっていきましょう!
0コメント