音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。
「やる気が起きない」という相談をよく受けます。
まず思うのは、「今はやりたくないのなら、別にやらなくて良いのでは?」ということです。
食欲だって、睡眠欲だって、ある時とない時があるでしょう。
食事をした後や、たくさん寝た後に、「お腹が空かない…」「眠たくない…」などと悩まないですよね?
やる気だって、今起きないのなら、今はそれを欲していないのですからやらなければ良いのです。
一時的にそうなっているだけであれば、自然現象なので気にしなくて良いのかもしれません。
やる気は、結果として生じるものです。
心から望むゴールに向かっている時に、自然に生じるのがやる気です。
その時には、「やる気を出すぞ!」なんて思わないし、そもそもやる気なんて意識しません。
気がついたら自然に当たり前に取り組んでいる状態、それこそがやる気のある状態です。
では、やる気に悩む状態とは、どういう状態か?
それは、本当はやりたくないのに、「やらなければならない」と思っている状態です。
やる気に悩むのは、それが「have to」だからです。
今、取り組もうとしていることが「have to」なら、ゴールが間違っている可能性があります。
「want to」のゴールを設定できていれば、そのゴールに必要な行動は「want to」になるからです。
けれども、そのように伝えても、それをなかなか認めたがらない人は多いものです。
「急にゴールを変えるわけにはいかない」などと言う人までいます。
前回の記事でもお伝えしたように、「have to」で行動するとパフォーマンスは下がってしまうので、長い目で見れば自分のためにも周囲のためにも良くないことです。
自分の本当の望みと向き合い、「want to」のゴールにシフトしていった方が良いでしょう。
ゴールを見直すことで、今している「have to」が、実は本当に大事なことであることに気づき、「want to」に変わる場合だってあります。
付け焼き刃的に自分を騙したり追い込んだりして、「have to」でも無理に行動する方法を進める人もいますが、コーチング的な観点で言えば、ゴールを見直すのが本質的な解決策です。
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