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他人から言われるとパフォーマンスが下がる


音楽ライフコーチングの高野(コウノ)です。



コーチングでは、「want to」のみで行動し、「have to」の行動を一切しないように促します。


「want to」の行動とは、自分が心から望み、「そうしたい」と思って自ら進んでやる行動。


「have to」の行動とは、自分の外側から強制され、「しなければならない」と思って仕方やる行動です。


脳は外側からの強制を嫌うので、「しなければならない」と何かを強制されると、その行動をやらなくて済む状況を生み出そうとします。


例えば、寝坊をしたり、体調を崩したり、忘れ物をしたり、今すぐできない言い訳や後回しにすべき理由を思いついたりして、その行動を避けようとするのです。


これを創造的回避(クリエイティブ・アヴォイダンス)と言います。


「have to」で行動しようとすると、創造的回避によってパフォーマンスが下がり、良い結果が出せなくなります。


反対に、心からやりたいと思って、「want to」で行動する時は、誰に言われなくても誰に止められても進んで行動できます。


その時こそ、パフォーマンスが最も高まり、アイデアや行動力に溢れ、良い結果が出やすくなるのです。



昔の人は、そんな脳の仕組みなど知らないので、「とにかく気合いを出せ」「根性を出せ」と人から言われ、自分にもそのように言い聞かせて、


やりたくなくても、気が進まなくても、「やらなければいけない」と自分を追い込んで、「have to」で無理に行動していました。


もちろん、そういうやり方で何かしらの結果を出した人もいるのでしょうが、うまくいかなかった人や行動が続かなかった人がたくさんいたのではないかと思います。


「have to」で行動して一時的に結果が出たとしても長続きはしないし、「want to」の時と比べるとパフォーマンスは大きく下がります。


現在は、コーチングを学んだ人なら、「want to」で行動する方が良いことが分かっているので、「have to」ではなく「want to」で行動し、周囲にもそのように促します。


そして、そういう人たちは高いパフォーマンスを発揮しています。


「抑圧的な「have to」カルチャーの企業と、コンストラクティブな「want to」カルチャーの企業を比べたら利益率が数百倍違った」という統計もあるくらいです。



音楽の世界には、「have to」がたくさんあります。


「音楽家はこうあるべき」「音楽家とはこういうものだ」と、その人の思うあるべき姿を押しつけてくる人。 


「もっと上達するためには、こうした方が良い」と、自分のたまたま知っているやり方を押しつけてくる人。 


「プロになるには、こうしなければならない」と、過去の正解や常識を押しつけてくる人。


これらは全て、その人の理想に基づいた、その人にとってたまたま今までうまくいった在り方や方法でしかありません。 


そうした他人の理想も、理想の状態に向かう手段も、自分が心から望まない限りは「have to」です。


 「本当はこれをやった方が良いのに、、、」と思いながら、なかなか取り組めていないことはありませんか?


それは、「have to」だから出来ていないのではないでしょうか? 


「have to」だから、あなたの脳がそれをすることを創造的に先延ばししてきたのではないでしょうか?


「want to」だったら、すでに取り組んでいるはずです。



本当は望んでいないのに、自分以外の誰かの理想に沿って、誰かの方法や誰かのペースで進もうとすれば「have to」になってしまい、パフォーマンスは下がってしまいます。


そして、だんだんしんどくなり、だんだん行動できなくなってしまいます。


だから、「want to」で行動し続けられるゴールを目指し、「want to」で行動し続けられる進み方を自分で生み出しながら進んでいけば良いのです。


人それぞれ、色んな理想があって良いし、その理想の状態に向かうために、どんなペースやどんな方法で進んだって良いのです。 


誰かより多少時間がかかろうと、遠回りであろうと関係なく、その人が「want to」で自分らしく進めることが一番なのです。


マインドを上手に使い、スコトーマ(盲点)が外れれば、思いもよらない近道を発見することだってあるかもしれません。


コーチングは、命令やアドバイスをせず、本人が自分で気づけるように促します。

自分で気づくからこそエフィカシーが上がり、自分で決めるからこそエネルギーが出てくるのです。

自分らしい人生を描く、アーティストライフコーチング

HSP、芸術家、音楽家、クリエイター、セラピストなど、 繊細な感覚を持つ人たちが、その性質や才能をプラスに活用し、 自分の感覚に合った仕事を創造し、環境を整えながら、 精神的にも、肉体的にも、時間的にも、経済的にもバランスのとれた、 自分最適なライフスタイルを築くためのライフコーチングを提供しています。

高野直人(コウノナオト)

音楽家、芸術家、内向的な人、繊細で敏感な人(HSP)、

自分の価値観を大切にし、繊細さを生かして創造的に生きたい人、

自分らしく人に役立つ仕事をしたい人のメンタル・ビジネスサポートしています。

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