高野直人

パーソナルコーチ。音楽家、芸術家、内向的な人、繊細で敏感な人(HSP)、自分の価値観を大切にし、繊細さを生かして創造的に生きたい人、自分らしく人に役立つ仕事をしたい人のメンタル・ビジネスサポートしています。

2016年に、フルート専門誌「THE FLUTE」にて、「教え方講座」執筆を担当。
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記事一覧(556)

仕事で病むのは価値観が不明確だから?

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。 世の中には、仕事で体調を崩してしまう人が、多くいます。 どうして、自分を犠牲にしてまで、仕事や会社のために、尽くしてしまうのでしょうか? その人が、お人よしだからでしょうか? あるいは、断ることが苦手だからでしょうか? 人それぞれに、様々な理由や事情が、あるかとは思いますが、 根本的な、考え方の問題として、 「人生で大事なことが、 明確になっていない」という理由が挙げられます。  人間の脳には、時間制限があるタスクを、「重要だ」と考えてしまう癖がある、と言われています。 これは、「単純緊急性効果」と呼ばれるのですが、 この癖によって、私たちの意識は、締め切りが短いタスクを、「重要だ」と感じてしまい、それに心が囚われがちになります。 仕事とは、短い締め切りがある、タスクの連続ですから、それら全てを、「優先すべき重要なことだ」と思いすぎてしまって、長期的に重要な、健康とか、家庭とか、個人的な事柄などは、ついつい後回しにしてしまうのです。ですが、この「単純緊急性効果」の罠に、ハマらない人たちもいます。それは、どういう人たちかと言うと、人生において大事なことが、明確な人たちです。健康とか、家庭とか、プライベートなど、仕事以外の、自分の人生にとって、大事なことを、「どの程度まで大事にするか?」が明確になっていると、仕事に振り回されにくくなるんですね。もちろん、職場によって、色んな事情があるでしょうから、全く振り回されないなんてことは、ないのでしょうけど、健康を犠牲にしてまで、仕事を優先してしまうのは、ちょっとバランスが悪いかな、と思います。そういう人は、もうちょっと自分を大事にする、生き方を考えてみても良いと思います。特に自己肯定感の低い人は、自分では意識していなくても、周りから見ると、自己犠牲をしすぎていたりします。健康を害してまで、働いてしまうのは、さすがに自己犠牲が過ぎる、と思います。もしかしたら、自分のことを抑圧しすぎて、感覚や感情が鈍くなっているのかもしれません。もっと自分のことを、大事にしてあげてくださいね。高野直人

「素直が一番」と言われても、、

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。素直であることは、一般的には、良いことのように思われています。例えば、何かの課題や問題を、「クリアしたい」と思った時には、すでに、それを成し遂げた人の言う通りに、あるいは、多くの人がうまくいった方法に則って、素直に行動するほうが、自己流でやるよりも、うまくいく確率は高いですよね。ですが、人間とは複雑なもので、守りたいものを複数持っています。それらを手放せないと、一心には行動できないんですね。その手放せない大事なものとは、 例えば、「人から指図をされずに、 自由にやりたい」「自分になりにアレンジしたい」というエゴとか、「指摘や注意をされたくない」「ダメな自分がバレるのが怖い」というプライドとか、「失敗して恥をかいたり、 目立って注目されたくない」という保身の気持ちとか、「楽をしたい」とか、「面倒なことはしたくない」といった怠惰な気持ちとか、「自分のことばかり考えず、 周りのにも配慮したい」といった優しさなどですね。そういうもののほうが大事だと、「結果を出すために素直に行動する」ことからブレていってしまうわけですが、本当にそれらが大事なのなら、結果のことはひとまず置いておいて、「大事にすれば良いのでは?」と私は思います。人生において、何に価値を置き、何を重視するかは、その人が決めることですからね。素直に行動できる人というのは、別の見方をすれば、それ以外には大事なここだわりがなく、他のことを軽視できてしまう人です。本人がそれと気づかずに、様々なものを、犠牲にしている場合もあります。多くの人は、複数の大事なことを抱えながら、そのバランスをとって、生きているわけですから、いきなり、それらの全てを捨て去って、結果フォーカスで、必要なだと言われたことを、何でも一途に素直に実行する、というのは難しいことでしょう。「こうなりたい」とは思っていても、「こういう事情があって、 ああいう事情があって、 思うように進まない」というのが人間の自然な姿です。ですから、 「素直に行動できない自分はダメ」などと思って、自分を否定しないようにしましょう。自分を否定すればするほど、自分をそこに閉じ込めてしまいますから。高野直人

慎重さや疑い深さのコスト

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。色んな人をサポートしてきて、私が感じることですが、課題や問題の解決が、早くできる人というのは、時間やお金や労力を惜しまず、できることを気軽に、素早く実行しながら、色んな人に声をかけて、解決するためのヒントを、たくさん集めていたりします。そして、「これがダメなら、次はこれ」というように、一つの行動がうまくいかなくても、次々と別の方法を試しながら、結果が出るまで、サクサクと行動し続けます。教わったことや学んだことを、信じるのでもなく、疑うのでもなく、自分で確認してみるんですね。反対に、課題や問題の解決に、時間がかかる人というのは、一つの行動を決めるのに、すごく時間がかかります。まだ起こっていないことを、あれこれと心配したり、行動を始める前から、まだ必要のない、細かいことを確認したり、「本当に効果があるのか?」と疑ったり。で、さんざん確認しておいて、結局やらなかったり。ようやく重い腰を上げて、取りかかったとしても、ちょっとうまくいかないだけで、すぐに落ち込んだり、迷ったり、途中でやめてしまったりして、再開するまでに時間がかかったり。。なので、課題や問題の解決のスピードが、早い人たち比べると、10倍から100倍くらい遅い、という印象です。才能とか、向き不向きの問題以前に、取りかかるスピードの速さや、行動の量で差がついているんですね。私自身は、「人それぞれのペースや、 タイミングがあっていい」と悠長に構える人間ですが、そのまま放っておくと、10年も、20年も、同じ問題を抱えたまま、という人もいたりしますので、そのような姿勢を、安易に肯定してしまうのも、良くないなと思うこともあります。慎重さも、疑い深さも、それが必要な場面では、大いに発揮した方が良いですが、そうじゃない場面で、使いすぎると、周りから面倒な人だと思われたり、機会損失が大きくなってしまいますね。そんな人でも、トレーニングをすれば、ちゃんと変わっていけるので、絶望はしないでくださいね。高野直人

AI時代のメンタル習慣

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。昨今は、生成AIの技術が、身近な存在となり、そのせいか、「AI時代の生き方」的な情報を、  よく目にします。AI時代なんて、まだ始まったばかりで、これからどうなるか分からないのに、何か言いたい人というのが、たくさんいるんですね。もちろん、様々な予測や議論をするのは、素晴らしいことですが、新型コロナが始まった時も、「コロナ時代の生き方」的な情報が、溢れていましたが、はたしてそれらが、どれだけ役に立ったものか。。振り返ってみると、かなり外れた予測をしていた人も、多くいましたね。かつてインターネットが、一般に浸透し始めたのは、1995年のWindows95の登場が、始まりだったと思いますが、その頃に、インターネットの世界が、今のようになるなんて、ほとんどの人が、分からなかったのでは、ないでしょうか?明るい展望ばかり、語る人もいましたが、ネットの闇みたいなものも、かなり出てきましたよね。これからの時代のあり方を、興味本位で調べてみるのは、良いことですが、「こういうあり方が大事」みたいな情報を信じすぎると、盲点ができてしまって、意外な展開に対応できなくなります。また、「これを知らないとヤバい」みたいな言い方で、不安を煽ってくる情報も、たくさんありますから、そういうものに、振り回されてしまうと、余計なストレスを感じてしまい、メンタルにも良くありません。あまり焦って、情報収集をしていると、不安を煽る情報に、釣られやすくもなります。未来のことは何事も、簡単には決めつけず、信じ込みすぎず、リラックスして、開かれた心で、推移をじっくりと観察しながら、自分にとって、本当に重要なやるべきことを、見極めていくことが大切ですね。高野直人

失敗して落ち込まない方法

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。 私はあまり、落ち込むことがないのですが、 それは自分に対して、過度な期待をしていないから、だと思っています。 何かを始めた時に、最初からうまくできないのは、当たり前だし、 人よりうまくできないことや、時間がかかることがあるのも、当然だし、 いつまで経っても、どんなに努力しても、できないことがあるのは、普通のことだと思っています。 でも、努力を続けることで、得意になったことがあるし、人の役に立てることもあるので、それだけできていればいいや、と思っています。  だから、何かに失敗したり、頑張ってきたことで、思ったほどに結果が出なくても、 「まあ、こんなもんだよね」と思って、落ち込むことはなく、ありのままの結果や、実力を受け止めて、そこからさらに成長するために、次にやるべきことを考えます。   落ち込みやすい人というのは、私から見ていると、 自分に求めていることが多く、自分に期待しているレベルが、高すぎるように思います。 「あれもこれも、 できていなくてはならない」と考えてしまって、 何か一つでも、できていないことや、注意されることがあると、悲しんでしまったり、 教わったことを、すぐに実践できなかったり、継続できなかっただけで、残念な気持ちになったり、 10回とか、100回とか、失敗したくらいで、「うまくいかない」と決めつけてしまったり。そのように、自分のことを根拠もなく、「あれもこれもできるはず」と思い、ちょっと行動しただけで、すぐに結果が出るはずの人間だ、と思えていることが、私からすると不思議であり、逆にその自信の高さが、うらやましくもあります。でも、実際には、今できていることや、今出している結果こそが、自分の今の本当の実力であり、本当の今の自分の姿ですよね。 誇大化した理想像ではなく、等身大の自分を受け入れて、そこをスタートラインとして、進んだほうが良いと思います。  最初はそんなものでも、自分に本当に向いていることを、見つけて、 そこに集中して、コツコツと努力し続けていると、 何らかの分野で、周りが一目置くような、すごい人になっていくと思います。長期的には、大きな期待をしながら、短期的には、すぐに結果を求めず、最初は大したことのない自分も、受容しながら進んでいくことが、落ち込まない秘訣かなと思います。 高野直人

先延ばしも後回しもいいんじゃない?

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。「やるべきことを、 ついつい先延ばししてしまう」とか、「やりたいことに、 なかなか手をつけられていない」などと、悩んでいる人がいると、「それの何が問題なの?」と私は思ってしまいます。今の時点まで放置し、先伸ばすことができたのなら、「それで問題がなかった」ということですよね?つまりは、それほど重要なことではなかった、ということです。人は、本当に大事なことを、いつまでも先延ばししたり、放置したりしません。お腹が空いたら、我慢ができなくなったところで、ご飯を食べるでしょうし、眠くなったら、我慢ができなくなったところで、寝るでしょうし、多くの会社員は、朝どんなに眠くても、出勤時間を先延ばしたりしないし、大事な資格を取りたい人は、試験の受験日に、到着時間を先延ばししたりしません。本当に必要なことは、きちんと間に合わせられるし、誰にもそういう能力はあるんです。ですから、なかなか取りかかれないことが、あるとしたら、それは今の自分にとっては、「優先順位が低い」ということなのでしょう。頭の中でどんなに、「大事なことだ」と思っていたとしても、結果として、現実として、「優先順位は低い」ということです。ただその現実を、ありのままに受け止めれば、別に悩むことはないかと思います。そして、他のもっと大事なことは、できているはずです。80:20の法則で言えば、「本当に重要なこと」というのは、全体の2割程度です。その2割にきちんと、取り組めているなら、他のことは、ほどほどで良いかと思います。高野直人

パッとしなくても別にいい

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。 年間目標でも、月間目標でも、何かのプロジェクトでも、前半でたくさんの挫折や停滞、失敗をしておいて、 その経験を生かして、後半の計画を組み直すと、目標が達成しやすくなるようです。 ですから、何かを始めてみて、「前半はパッとしなかった」「大したことができなかった」という場合は、その理由を見直して、計画を組み直すと、後半が充実するようになります。新しい行動に慣れたり、新しい習慣が定着するまでには、 自分が思っている以上に、時間がかかったりしますし、 「これくらいはできる」と思っていたことが、実はけっこう難しくて、 無茶な計画を立てていたことに、気づく場合もあると思います。 ですから、何事においても、前半というのは、失敗や停滞をしながら、色んなことに、気づく時期なんですね。 その気づきを生かすことで、後半をより良いものにできるのです。「今日もパッとしなかった」 「今週もパッとしなかった」と思うことがあっても全然良くて、慣れていないことがあれば、もっと時間をかけ、無理な計画を立てていたなら、もっとラクな計画に修正し、やる気が起きなかったのなら、多めに休むなどの対策をすれば、良いのです。頑張れても頑張れなくても、 何ができてもできなくても、 「とりあえず、今日はこれでいいし、 明日はもっと良くなる」と思えることが、メンタル的な健全さなのだと思います。高野直人

ストレスを少しでも減らす方法

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。 ストレスというのは、適度なうちは健康に良いとされ、脳を活性化してくれますが、 過度になると、心身を蝕んでしまいます。 同じストレスでも、受け止め方によって、良いものになったり、悪いものになったりもしますが、 減らせるストレスは、なるべく減らした方が、良いですよね。 ストレスを減らすのは簡単で、ストレスを感じることを、ただやめれば良いだけですが、 さまざまな事情によって、この簡単なことができない人が、多くいます。  人というのは、しんどい状況であっても、それに慣れてしまうことができ、 慣れてしまうと、変わることに抵抗を感じて、ズルズルと同じことを続けてしまい、 状況を変える方法を調べたり、頭を使って考えたり、誰かに相談することが面倒になり、 今までと違う行動を始めたり、今までやってきたことをやめたり、断ったりすることが、億劫に感じられてしまいます。 人生において、新しいチャレンジをすることが、あまりなく、問題を解決した経験や、何かを達成した体験が乏しい人は、「人生はある程度、 自分でコントロールできる」という感覚が育たないので、 「現状を変えられる」と信じることが、なかなかできません。 また、自分に価値を感じられない人は、自分のことを大事にできず、 自己犠牲によって、自分が不利になるような、行動ばかりを選んでしまいます。 そういう人は、小さなチャレンジをたくさんして、達成体験を積みながら、 自分を優先する行動を、少しずつ増やしていくと、良いと思います。 自分にできることが増えるほど、人生をコントロールできる感覚が、増していきますし、 自分を大事にする習慣が身につくと、嫌なことは自然と断れるようになれます。 そして、人生にはどうしても、コントロールできず、避けられないストレスもありますから、 そういうストレスだけ、上手に受け止めて、適度なストレスとしていけば、良いと思います。とは言え、色んな人の話を聞いていると、変えられることと、変えられないことの、区別がついていない人が、けっこういるように思います。幅広く相談しながら、自分の視野や思い込みだけで、判断しないようにしたいものですね。高野直人

ちゃんと悩めることの素晴らしさ

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。私は日々、仕事で色んな人の悩みを、聞いているのですが、ちゃんと悩めるというのは、素晴らしいことだな、と思っています。なぜなら、悩んでいるということは、問題や自分と向き合っている、ということであり、「このままではヤダ」「なんとかしたい」という気持ちを見捨てたり、抑圧したりしていないからです。ちゃんと悩めている時点で、実は精神が健全なのです。不健全な人というのは、悩みがもたらす心の混乱や、不安定に耐える力がないので、問題を見ないフリをします。「本当はこれをしたくない」「本当はこのままでいたくない」という気持ちがあったとしても、他者の目を気にして抑圧してしまい、「こうすべき」「こうあるべき」といった理性に、気持ちを無理やり従わせてしまいます。それで表面上は、不安や混乱もなく、スッキリと生きているように、思えるのかもしれませんが、解消されない気持ちは、そのまま残っているので、やがては反発して、理性に抵抗を始めます。最初はブレーキをかけて、やる気が起こらないようにし、それでも無視し続けると、今度は身体に出始めて、疲れがとれないとか、体調が悪くなるといった形で、ストップをかけようとします。できることなら、そうなる前に、自分の気持ちと向き合えると良いのですが、そうなってしまう人というのは、自分ではそうと気づかずに、本音を殺してしまっています。だから、「特にやりたいことがない」なんてことを言ったりします。自分を抑圧しすぎて、自分の望みや感情を、感じられなくなっているのです。まずは、自分の望みや感情を、ちゃんと感じられるようになって、「ちゃんと悩める」「ちゃんと葛藤できる」という状態になることが、第一歩ですね。もし悩みがあるなら、スタートラインには立てているので、安心してくださいね。高野直人

歪みの少ない人と付き合う

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。メンタルについて勉強していると、人間のモノの見方の偏りについて、理解が深まります。すると、人の話を聞いている時に、「この人は今、 このタイプの歪みに陥っているな」ということに、よく気づくようになります。自分のクライアントでないかぎり、いちいち指摘はしませんが。人は自分が持つ、さまざまな認知の歪みによって、怒ったり、悲しんだり、ストレスを受けたりするのですが、多くの人は、自分のことを怒らせ、悲しませる、キッカケになった対象のことを、「悪い」と考えてしまい、その怒りや悲しみが、自分の歪みから生じていることに、気づきません。だから、自分の歪みが矯正されることなく、いつまでも同じようなことで、感情を乱され続けます。ただ感情が乱れるだけで、平常に振る舞えるなら、誰にも迷惑はかからないのですが、不機嫌になったり、人に注意や説教を始めたり、相手と急に距離を置いたりし始めると、周りの人に、余計な気を遣わせたり、余計な心配をかけたりして、面倒くさい存在になります。本人は、「自分は普通でマトモで、 周りや社会のほうがおかしい」と思っているから厄介です。誰にでも、思考や認識の歪みはあるものですが、メンタルを健全に保つ上では、このような歪みの、少ない人と付き合うことが大切です。歪みが多い人は、ちょっとしたことで、すぐに感情を乱し、特に悪いわけでもない人を、独自の見方で悪者にして、不機嫌になったり、注意をしてきたり、非難してきたりします。こういう人たちに、囲まれていると、自分の意志力が、余計なことでどんどん奪われたり、非難や否定をされまくって、自己肯定感が下がったりします。他人から怒られたり、非難された時は、すぐに、「自分が悪い」とは思わず、相手の思考に、歪みがないかどうかを、よく吟味しましょうね。また、誰かの行為で、自分の感情が乱された場合も、すぐに相手を悪者にせず、自分の歪みを、よくチェックしてみましょう。高野直人

人と会うと疲れる人、疲れない人

こんにちは。高野直人(こうのなおと)です。 以前の私は、人と会うと疲れていましたが、最近はそうでもありません。 メンタルが改善されると、余計なことに、意志力を遣わなくなるので、疲れにくくなるんですね。 人に会うと疲れるという人は、余計なことにたくさん、意志力を使っていたりします。 なぜ、意志力を使うのかというと、 ちょっとしたことで、感情がたくさん揺れるため、平常に戻るために、意志力を必要とするからです。 例えば、他の人が気にしないことを、気にするとか、 他の人が悲しまないことで、悲しくなるとか、 他の人が怒らないことで、腹が立つとか、 他の人が不安に感じないことを、不安に感じるなど、 ちょっとしたことで、心が頻繁に揺れてしまい、揺れるたびに意志力を使うから、人と会うと疲れてしまうんです。  疲れる原因は、相手にあるのではなく、自分にあります。 それはもちろん、「自分が悪い」ということではありません。 疲れてしまう原因が、たまたま自分の中にある、ということです。 ですから、 「自分がどのような事柄で、 心が揺れているのか?」を見つめて、 そのパターンを改善していくと、人と会うことが、疲れなくなっていきます。  「休み明けの仕事が憂鬱」と感じてしまう人は、 余計なことで、感情を揺らしているのでしょう。 実際問題として、物理的に大変なことも、あるのでしょうけど、 それ以前に、余計な想像をし、余計な心配をし、過剰な反応をして、 自分で自分のことを、苦しめてしまっている場合が、あるのかもしれません。 メンタルが改善されると、人と会うことが、それほど苦ではなくなり、先の心配をすることも減っていきます。 その分だけ、余計な意志力の消費が減り、他のことに取り組む余裕も、生まれてきます。 そうすると、休日と平日の落差も、減っていくのでしょうね。 高野直人